令和5年度病院指標

令和5年度 江別市立病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 698 70 105 165 136 228 417 684 741 312
令和5年度総退院患者数は3,556人で、80歳代が741人と最も多くなっております。
60歳以上の患者さまの割合が60.6%と全体の半分以上を占める結果になりました。
また、分娩件数も多いため10歳未満の患者数も698人と多くなっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 42 2.10 2.61 0.00 68.60
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 23 13.26 13.99 0.00 66.04
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 20 21.15 13.52 5.00 74.15
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 16 25.31 20.60 12.50 87.69
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 15 28.47 17.38 13.33 83.80
内科では、主に消化器内科で行っている小腸・大腸のポリープに対する内視鏡的治療を最も多く行っております。
2型糖尿病や手術を必要としない尿路感染症などの治療も多く行います。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 107 2.84 2.61 0.93 69.72
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 10 5.20 8.55 0.00 63.70
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし - - 7.58 - -
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 7.63 - -
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 12.10 - -
消化器内科では、上部・下部消化管、肝臓、胆道などの消化器疾患全般の診療を行っており、中でも特に小腸・大腸のポリープに対する内視鏡的治療を最も多く行っております。
※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 65 2.97 3.05 3.08 73.43
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 54 21.91 17.38 5.56 84.87
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 31 6.00 4.26 3.23 72.45
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 12.74 9.77 0.00 81.48
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 21 25.19 20.60 4.76 87.14
循環器内科では、狭心症や慢性虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査を多く行っております。
また心不全の治療も多く行っており、昨年度に比べ平均年齢が高くなり、それに伴い平均在院日数も長くなっています。

小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 242 6.37 6.07 0.83 0.00
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 48 3.71 5.86 0.00 3.10
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 47 4.23 5.96 2.13 1.74
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 30 4.77 5.62 0.00 2.77
030270xxxxxxxx 上気道炎 29 5.24 4.72 0.00 3.59
小児科では分娩件数が多いため、低出生体重児などの新生児疾患が最も多くなっております。
その他に、インフルエンザや気管支炎などの呼吸器疾患も多くみられます。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 50 5.32 4.55 0.00 72.90
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 22 3.00 2.61 0.00 75.86
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 6.63 6.87 0.00 63.37
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 15 13.27 9.88 0.00 71.87
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 12 5.25 5.29 0.00 32.33
外科では、鼠径ヘルニアが最も多くなっております。
また胆嚢炎や虫垂炎などの治療も行っております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 102 63.95 25.50 9.80 82.33
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 18 34.22 18.32 0.00 63.17
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 14 22.36 4.76 0.00 57.00
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり 13 20.77 8.90 0.00 54.92
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 10 17.30 12.88 0.00 79.10
整形外科では骨折が多く、中でも大腿骨頚部の骨折が最も多くみられます。
全体的にリハビリを必要とするため、比較的平均在院日数は長くなっております。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260x099xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 手術なし 22 3.45 4.82 0.00 32.77
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 17 6.24 6.00 0.00 49.00
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 16 8.50 9.23 0.00 50.63
120140xxxxxxxx 流産 16 1.00 2.43 0.00 33.69
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 12 3.00 2.96 0.00 45.17
当院は現在、江別市唯一の分娩取扱医療機関となっております。
産婦人科では分娩による患者さまが多く、その他に卵巣・子宮の腫瘍などの治療も行っております。

※正常分娩は保険外診療となるため、病院指標には含まれておりません。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 42 2.71 4.73 0.00 69.52
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 28 7.54 7.53 0.00 10.96
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 24 2.00 2.03 0.00 56.75
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 19 7.26 6.02 0.00 64.89
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 13 10.77 8.71 0.00 48.85
耳鼻咽喉科では、めまい症状に対する対症療法が最も多く行われております。
また平均年齢は昨年度に比べると高くなっています。
この他にも、慢性扁桃炎や慢性副鼻腔炎の治療も行っております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 55 1.98 2.44 0.00 71.89
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 46 4.13 5.22 0.00 59.28
110420xx02xxxx 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 30 2.43 4.02 0.00 81.53
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 27 8.63 6.59 0.00 73.85
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 25 15.64 13.52 0.00 75.52
泌尿器科では、前立腺癌の診断のために行う前立腺針生検の症例が最も多くなっております。
次いで尿路結石における入院治療を行っております。
麻酔科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 22 15.68 15.66 0.00 65.05
010111xxxxx0xx 遺伝性ニューロパチー 手術・処置等2なし 11 16.91 12.35 0.00 84.45
070341xx97xxxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 その他の手術あり - - 17.34 - -
071030xx97xxxx その他の筋骨格系・結合組織の疾患 手術あり - - 21.91 - -
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 - - 16.56 - -
ペインクリニック麻酔科では、脊柱管狭窄症に対する疼痛管理を最も多く行っております。
帯状疱疹後神経痛や脊椎手術後の疼痛などについては、神経ブロック注射による治療も実施しております。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - 15 - - 1 8
大腸癌 - 10 10 - - 12 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
罹患率の高い5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)について「初発」と「再発」に分けて入院患者数を集計したものです。

当院では大腸癌が最も多く、再発率も高くなっております。胃癌については、ステージⅣに分類されたものが多くなっております。
大腸や胃の消化器悪性腫瘍に対しては、外科的治療や化学療法等の集学的治療を行っております。

※「初発」は当院にて初回診断・治療を行ったものを指します。「再発」は当院・他施設を問わず初回治療後完了後に再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。

※UICC病期分類とは『UICC病期分類国際対がん連合』によって定めされた①原発巣の大きさと進展度②所属リンパ節への転移状況③遠隔転移の有無 
以上の3つのカテゴリーによって各がんのステージⅠ(早期)からステージⅣ(末期)の4ステージに分類するものです。

※癌取り扱い規約とは、癌の進み具合を評価するための基準を示し、治療法の選択や治療効果を評価するための拠り所となります。
また同じ臓器がんでも多種多様であり、その種類が治療法の選択にも影響するので、どのような性質かを組織や細胞の形などから分類します。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 10.80 50.80
中等症 54 18.41 77.59
重症 14 33.64 83.93
超重症 12 38.00 86.67
不明 - - -
市中肺炎とは、病院外の日常生活で感染した肺炎のことを指します。
当院では中等症の患者数が最も多く、平均年齢は77.59歳と高くなっております。

※日本呼吸器学会『成人市中肺炎診断ガイドライン』に基づいた重症度分類を用いて集計しており、集計対象は細菌による肺炎のみとなります。(インフルエンザ等のウイルス性肺炎・誤嚥による誤嚥性肺炎・気管支炎などは対象外です。)

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- - - - -
当院は脳神経外科を標榜していないため、他医療機関へ転院などの対応を行っております。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 38 0.16 1.18 0.00 69.13
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 12 2.08 8.50 0.00 84.00
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
内科では大腸ポリープの切除術が最も多く、次いで胆管結石の治療などで必要となる乳頭切開術が多くなっております。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 100 0.22 1.68 1.00 69.62
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 13 0.54 1.92 0.00 71.23
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
消化器内科では内科と同じく、内視鏡を用いて大腸粘膜に突出した病変を切除する大腸ポリープ粘膜切除術が最も多く行われており、全て合わせると100件を超えています。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 17 4.18 3.12 5.88 69.76
K597-2 ペースメーカー交換術 15 0.93 7.47 0.00 83.80
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 12 0.00 9.50 0.00 65.50
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの - - - - -
循環器内科では、狭窄した血管を押し広げる経皮的冠動脈ステント留置術を最も多く行っております。
この他にも心臓に電気刺激を与え、心拍動を起こさせる装置であるペースメーカーの交換・移植術も多く行っております。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 35 1.29 2.66 0.00 68.23
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 20 1.15 4.45 0.00 64.05
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 20 0.95 1.10 0.00 74.70
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 16 1.63 3.44 0.00 79.94
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 12 0.50 3.75 0.00 32.33
外科では鼠径ヘルニアや胆嚢炎、虫垂炎などに対して腹腔鏡下による手術を多く行っております。
また内科・消化器内科と同様に、大腸ポリープの切除術も行っております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 95 8.28 53.62 8.42 83.75
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 25 6.44 32.52 0.00 63.00
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 23 15.57 57.35 17.39 78.30
K037-2 アキレス腱断裂手術 11 2.45 19.45 0.00 55.09
K0463 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 10 7.10 37.00 0.00 63.80
整形外科では骨折に対する手術を多く行っております。
特に高齢者の転倒が原因でよくみられる大腿骨の頚部・転子部骨折の手術を最も多く行っており、高齢化に伴い件数は増加傾向にあります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 26 0.88 5.23 0.00 49.08
K877 子宮全摘術 18 1.00 6.44 0.00 53.11
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 18 2.44 6.72 0.00 32.61
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 15 1.00 4.93 0.00 48.67
K9091イ 流産手術 妊娠11週までの場合 手動真空吸引法によるもの 15 0.00 0.00 0.00 33.67
産婦人科では卵巣などの良性腫瘍に対して行われる子宮附属器腫瘍摘出術が最も多く行っております。
次いで子宮の全摘術や緊急で行われる帝王切開術が多くなっております。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K370 アデノイド切除術 21 1.00 5.00 0.00 5.00
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 16 1.44 4.56 0.00 67.50
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 11 0.73 0.91 0.00 5.09
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 10 1.00 7.10 0.00 31.30
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合 - - - - -
耳鼻咽喉科では5歳前後の小児に多くみられるアデノイド肥大の切除術を最も多く行っております。
その他、副鼻腔炎に対する手術や急性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術なども行っております。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 13 0.92 1.15 0.00 75.54
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの - - - - -
K246 角膜・強膜縫合術 - - - - -
K274 前房、虹彩内異物除去術 - - - - -
K2821イ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 縫着レンズを挿入するもの - - - - -
眼科では白内障の手術である水晶体再建術が最も多くなっております。
日帰り手術も可能なため、患者さまに選択していただきます。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 50 0.28 5.32 6.00 76.04
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 44 2.05 5.93 0.00 76.09
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 37 0.46 1.08 0.00 59.22
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 20 2.15 7.10 0.00 73.15
K7981 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術 10 1.70 2.40 0.00 80.60
泌尿器科では経尿道的尿管ステント留置術が最も多く行われております。尿管閉塞・狭窄症に対してステントという管を留置する手術です。
次いで比較的早期の膀胱癌への経尿道的手術、尿管結石や腎結石に対してレーザーを用いて結石を粉砕する経尿道的尿路結石除去術を実施しております。
麻酔科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K188-2 硬膜外腔癒着剥離術 42 4.55 15.76 2.38 66.14
K042 骨穿孔術 - - - - -
麻酔科では脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどに対しての硬膜外腔癒着剥離術を多く実施しております。
痛みを感じている神経の近くまでカテーテルを進め、薬液を使い神経の周りの癒着をはがし、神経の炎症を抑えて痛みを改善するための手術です。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 12 0.34
異なる - -
入院中に発生した「播種性血管内凝固症候群」「敗血症」「その他の真菌感染症」「手術・処置等の合併症」について、入院のきっかけとなった傷病名と入院中最も医療資源が投入された傷病の同一性の有無を区別し、症例数と発生率を示した表です。

手術・処置等の合併症は、人工関節感染・カテーテル感染、予防接種の副作用などがみられました。
手術や処置等は注意を払って施工しておりますが、一定の確率で合併症は起こり得ます。
そのため、合併症がおこりうる手術・処置等の前には、患者さまやご家族へ説明するように努めています。

※患者数が10未満の項目については(-)ハイフンにて表示しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
401 393 98.00
この指標は、肺血栓塞栓症を引き起こすリスクの高い患者様に対する予防対策の実施割合を示しております。
肺血栓塞栓症とは、血液の塊である血栓が肺動脈につまることで呼吸困難や胸痛を引き起こす疾患です。寝たきり状態の方や下肢の手術後に発症することが多く、弾性ストッキングの着用や血栓を予防する薬剤投与などの適切な予防が必要になります。
当院ではリスクレベル「中」以上の手術を施行した患者数401人のうち、予防対策が実施された患者数393人で98%と高い割合で実施しております。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
695 593 85.32
血液培養検査とは、血液内に菌が入り込んでいないか検査するものです。
確実に病原菌を検出するため、2セット以上行うことが診療ガイドラインにより推奨されております。
当院では、血液培養2セット実施率が約85%となっております。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
224 164 73.21
幅広い細菌へ効果のある広域スペクトル抗菌薬は使用し続けると、抗菌薬に耐性をもつ病原菌が増えやすくなります。
そのため細菌培養同定検査を行い、早めに病原菌を特定する必要があります。
広域スペクトルの抗菌薬を開始する前に、どの程度細菌培養同定検査を実施されたか調べることで、 抗菌薬が適正に使用されているかを評価しております。
当院での広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は、約73%となっております。
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