整形外科
主な対象疾患等
  • 当院の整形外科では、外傷(骨折、脱臼、捻挫などのケガ)、加齢による変性疾患(四肢の関節痛、腰痛など)、スポーツ障害、関節リウマチなど、多岐にわたる疾患を治療しています。
  • 上肢では、開放骨折や血管・神経損傷などを伴う比較的重度の外傷をはじめ、肩の痛みの原因となりやすいインピンジメント症候群や腱板断裂、手にしびれを起こす手根管症候群や肘部管症候群などの絞扼性神経障害、肘や手の腱鞘炎、慢性的な痛みの原因である変形性関節症、スポーツで起こる疲労骨折や離断性骨軟骨炎や野球肘、手指の高度な変形や疼痛を来す関節リウマチなどの治療を行っています。
  • 下肢では、骨折、靭帯損傷、半月板損傷、アキレス腱断裂などの外傷をはじめ、日常生活に支障を来たす変形性股関節症や変形性膝関節症、足部痛や歩行障害の原因となる外反母趾、乳児の先天性股関節脱臼などの治療を行っています。
  • 脊柱では、痛みや四肢のしびれを引き起こす椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を始め、頚椎症、後縦靭帯骨化症、脊椎すべり症などの疾患を治療しています。
  • その他、骨粗鬆症の診断・治療も積極的に行っています。

診療の概要
手術について
  • 火曜から金曜までの午後(午前中に行う場合もあります)に行っています。
  • 上肢では、外傷に加え、肩・肘・指の人工関節置換術、肩・肘・手の関節鏡手術(腱板断裂、関節ねずみ、外側上顆炎、三角線維軟骨複合体損傷など)、絞扼性神経障害の手術(肘部管症候群、手根管症候群など)、関節リウマチの変形矯正手術などを行っています。
  • 下肢では、外傷に加え、股関節や膝関節の人工関節置換術、膝関節の関節鏡視下手術(靭帯再建術、半月板切除術など)を行っています。
  • 脊柱は、脊柱専門医に出張応援に来ていただいており、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの手術を行っています。
時間外救急外来について
  • 毎月、火曜・金曜(午後5時~翌朝8時30分)各4回と第3土曜(朝8時30分~日曜朝8時30分まで)・翌日曜(朝8時30分~月曜朝8時30分まで)各1回の1か月に合計10日間、年間120日を担当しています。
担当医師
職名 氏名 専門分野 認定資格等
副院長(外科系担当)・整形外科主任部長 岸本 隆史
(きしもと たかふみ)
下肢(股関節、膝関節、足関節、足部など)
  • 日本整形外科学会認定整形外科専門医
部長 五月女 慧人
(そうとめ あきひと)
上肢(手指、手関節、肘関節、肩関節など)
  • 日本整形外科学会認定整形外科専門医
  • 日本整形外科学会認定リウマチ医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 緩和ケア研修修了
  • 不安又は不眠に係る適切な研修修了
肩専門外来のご案内
令和7年4月から五月女医師が着任し、当院でも肩の専門的な診察・治療が可能となりました。

katagairai_ebetsu2025.jpg 肩専門外来は、肩の痛みや違和感、上がりにくさ、ケガなど、肩に対するあらゆるお悩みに対応する外来です。
肩の痛みには、四十肩・五十肩だけではなく、腱板(肩の腱)断裂や肩関節の変性が隠れていることが多々あります。これらの病気を放置しておくと、徐々に腱板の委縮や、肩関節の変性が進行し、肩が上がらなくなったり、慢性的な痛みを抱えたりすることにつながります。
年齢や症状にもよりますが、場合によっては手術をした方が、将来的にも安心なことが多いです。
当院では、医師の入念な診察に加え、精度の高いMRI検査を行うことで、患者さまの肩の状態を正確に評価することが出来ます。また、ペースメーカー等があってMRIが撮影できない患者さまでも、造影剤を用いたCT検査で代用をすることが可能です。
手術に関しても、関節鏡を用いた低侵襲手術から、要件を満たした医師のみが行える人工関節手術まで、あらゆる手術に対応しています。
肩について気になることがありましたら、お気軽に当外来までご相談ください。

<診療日時> 月曜日 午後1時30分から

<受  付> 月曜日 午後1時00分から午後3時00分まで 

<担当医師> 五月女 慧人

※「肩専門外来」以外の日でも、五月女医師の外来では肩の診療を行っています。五月女医師の外来日は外来診療日程表をご確認ください。

研究ご協力のお願い