抗菌薬適正使用支援チーム
チームの目的と特徴
感染症(菌やウイルスなどの病原微生物が体の中で増えることで症状が出る病気)の治療効果を高めたり、薬による副作用を抑えたり、耐性菌(本来効くはずの薬が効かない微生物)が増えるのを抑えるために、検査や薬について主治医の治療を支援するチームです。 team08_02.jpg
主な活動内容
  • カンファレンス・ラウンド:毎週金曜日(状況によって、随時)
  • 職員研修:年2回以上
  • 抗微生物薬適正使用マニュアルの作成
  • サーベイランス(菌の検出状況や薬の効きやすさ、抗微生物薬の使用状況の調査監視)
  • 抗微生物薬について採用・削除の提案
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チーム構成
  • 医師 4名(感染管理室長1名、感染制御医師3名)
  • 看護師 3名(うち、看護部感染担当副部長1名、感染管理認定看護師1名)
  • 薬剤師 2名
  • 検査技師 2名(うち、感染制御認定臨床微生物検査技師1名)
  • 感染管理室事務 1名
患者・ご家族の皆様へ

抗微生物薬は万能ではありません。それぞれに、効く微生物、効かない微生物、治療出来る臓器、出来ない臓器があります。正しく服用することで、病気が良くなるだけではなく、ぶり返したり、肝心なときに効く薬がないといったことを防ぐことが出来ます。「良くなったから止めて、また今度のためにとっておく」、「同じ症状だから以前もらった薬を飲む」ことで、治療が上手くいかなくなることもありますので、きちんと主治医と話し合ったうえで、然るべき時に然るべき薬をしっかり使いましょう。
もしも、取っておいた薬が手元にあるようでしたら、薬局で適切に処分しますのでご相談ください。