認知症ケアチーム
チームの目的と特徴
認知機能障害がある患者様を対象に、安心して入院生活が送れるよう、病棟看護師と共にケアを行っています。
- 入院中であってもできるかぎり、患者様の日課や生活習慣を継続できるように支援する。
- 患者様が混乱することなく、治療を受けることができるように、丁寧な説明をする。
- 入院することによって体の動きが悪くなるなどの支障が生じないように支援する。
- 患者様が元の住まいへ戻ることができるように支援する。
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主な活動内容
- 日々の活動:毎日チーム員がラウンドし、食事を食べることができているか、体の動きはどうか、眠れているか、困っていることはないかなどを伺い、困りごとがあれば病棟看護師と共に解決策を考え、ケアを行っています。
- 病棟ラウンド・カンファレンス:精神科リエゾンチームと合同で週1回のラウンドをしています。チームで患者様の病室にお伺いし、安心して入院生活を送ることができているかどうかをお伺いしています。ラウンド後には、カンファレンスを行い、継続したほうがよいケア、改善したほうがよいケアを話し合い、病棟看護師と共有しています。
- 身体拘束最小化チームを兼務しています。身体拘束を最小化するための指針を作成し、職員への周知を行っています。「身体拘束しないための具体的なケア」を追求するために各部署に所属する認知症対応力向上委員や院内エキスパートナース(認知症看護)らとカンファレンスを行い最小化のためのケアを検討しています。
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チーム構成
- 老人看護専門看護師
- 認知症看護認定看護師
- 社会福祉士
- 精神科医師
- 公認心理師
- 薬剤師
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患者様・ご家族の皆様へのメッセージ
患者様・ご家族から、入院前の生活の様子(患者様の日課や生活習慣、元の職業、好きな食べ物など)をお聞きし、できるだけ、入院前の生活に近い環境で、安心して過ごせるように支援していきます。認知機能障害に関し、心配なことがありましたら、お気軽に病棟看護師へお伝えください。